第592回中国放送番組審議会概要

今回審議したのは、3月30日に放送したのはテレビ番組「和解~中国人強制連行問題の軌跡」です。緊張する日中関係。その両国の人たちが立てた「和解」の碑が、安芸太田町安野にあります。戦時中、発電所の建設現場には中国人360人が強制連行され、29人が死亡しました。日本企業と元労働者、遺族は、いかにして分かり合えたのかを番組は描きました。

【担当ディレクターの説明】

裁判で和解が成立し、その後、両者の間で交流が進められたのは珍しいケース。そのことを記録すべきだと思い、番組を制作しました。

【委員の方々からのご意見、ご感想】

【担当ディレクターの返答】

外務省の報告書が、メディアに出るのは初めてだと思います。報告書の作成に関わっていた研究者が、秘かに東京華僑総会に運び込みました。それを、今回、東京の外交史料館で閲覧しました。

【その他】

放送法で義務付けられているテレビの「番組種別」の放送実績について2013年度下期を報告し、委員の了承を得ました。「番組種別」の実績は、RCCのホームページにも掲載しています。

<文責:中国放送番組審議会 事務局>
トップへ戻る