第4回RCCエコロジーファンド・エコロジー賞表彰式!
本日6月22日(金)に行われた表彰式には、受賞団体の代表者14人が出席、中国放送金井社長から表彰状と助成金が贈られました。
今回の「第4回RCCエコロジー大賞」には県内各地から48団体の応募があり、5月31日(木)に行われた環境有識者5名による審査の結果、RCCエコロジー大賞〜1団体(助成金30万円)、エコロジー賞〜5団体(同15万円)、奨励賞〜5団体(同5万円)、特別賞〜3団体(同5万円)が選ばれました。 受賞団体と審査理由は以下の通りです。

2007年度「RCCエコロジーファンド」入賞団体
2007年度の「RCCエコロジーファンド」入賞団体は次のとおりです。
 
RCCエコロジー大賞 1件 (助成金30万円)
・すいすい倶楽部(東広島市福富町)
RCCエコロジー賞 5件 (助成金15万円)
・カキツバタの里づくり実行委員会(山県郡北広島町)
・瀬野川ホタルの会(広島市安芸区中野)
・NPO法人 グリーンラインを愛する会(福山市引野町)
・NPO法人 フォレストサポートクラブ(三原市宮沖)
・保垣照山(ほがきしょうさん)会(安芸高田市向原町)
奨励賞 5件 (助成金5万円)
・雲月山(うづつきざん)活性化委員会(山県郡北広島町)
・黄金山桜の会(広島市南区黄金山町)
・みやじま未来ミーティング(廿日市市宮島町)
・段原地区町づくり協議会(猿猴川河童まつり実行委員会)
・めんがめ倶楽部(三次市作木町)
特別賞 3件 (助成金5万円)
・NPO法人 INE OASA(アイエヌイーおおあさ) (山県郡北広島町大朝)
・堂々川ホタル同好会(福山市神辺町)
・サポート・トレッキング・グループ(呉市焼山)
2007年度RCCエコロジーファンド
RCCエコロジー大賞
すいすい倶楽部
(東広島市福富町)
沼田川の源流近くを「アクアの森」と名付け、毎年広葉樹の苗木を植林し、「アクアフェスタin福富」で手作りの竹を使った'水のモニュメント'を披露するなどしている。平成16年から毎年、沼田川の水を利用する愛媛県上島から源流に至る流域7市町村とともに「沼田川サミット」も開催している。また、次世代をになう小学生を中心に環境学習を展開するなど、環境活動の規模も大きく成果も出ていて、今後の活動の広がりが期待できる。
RCCエコロジー賞
カキツバタの里づくり実行委員会
(山県郡北広島町)
八幡高原に以前あったカキツバタの自生地が圃場整備で全滅しかけていたのを、牧野富太郎博士の句碑の建立(1999年)をきっかけに、毎年、子どもたちも一緒に下刈りなどに取り組み30万本のカキツバタの花を蘇らせた。湿原再生とも連携し、いろいろな生き物も増えている一方、地元の人々が中心の取り組みが他県にまで広がり、地域の活性化につながっている。
RCCエコロジー賞
瀬野川ホタルの会
(広島市安芸区中野)
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瀬野川を中心に、「ホタルのいる川」を守り育てる環境教育と活動を実施、県内のホタルを復活させる取り組みの先駆けとなる活動。主に安芸区各公民館、小・中学校とともに、ホタルの人工飼育、放流、ホタル飼育冊子も作成・配付するなど、次世代につなぐ継続した地道な努力で、清流も蘇える。
RCCエコロジー賞
NPO法人
 グリーンラインを愛する会
(福山市引野町)
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福山市南部のグリーンライン(県道251号線)の不法投棄ゴミの回収や清掃、国立公園後山の清掃などを実施。危険木の伐採でチップを作り防草工事に取り組んだり、チップを生ごみと混ぜて発酵し堆肥にするほか、竹林整備や約100本の桜植樹など'みどりの再生'も行なう。地元企業などとも連携し、継続して正面から環境問題に取り組む。
RCCエコロジー賞
NPO法人
 フォレストサポートクラブ
(三原市宮沖)
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長年放置された三原市学校林の再生をめざし、里山の保全活動を通じて、自然と親しみ環境保全に寄与し、感性豊かな青少年の健全育成をめざす。子どもたちの自然環境教育を通して、都市に'みどり'を取り戻す活動。これから、国の天然記念物・エヒメアヤメの自生南限地の調査、保全に取り組んでいきたい。
RCCエコロジー賞
保垣照山(ほがきしょうさん)会
(安芸高田市向原町)
豊かな自然環境の再生をめざし、安芸高田市向原町の小学生と他地域の小学生が協力して、飲み水の源の山林を間伐により整備する体験を通し、循環型社会の必要性を環境学習する活動を行なう。間伐材によるものづくりや環境関連施設の見学も行なう。6月の土・日の「ほたる・かじか祭り」の運営も、今年で4年目となる。
奨励賞
雲月山(うづつきざん)活性化
委員会
(山県郡北広島町)
かつてたたら製鉄も行なわれていた西中国山地国定公園の雲月山を、8年ぶりに地域とボランティア、大人と子どもが一体となって若草焼きを再開した。自然環境の保全と美しい山並み、野草地を守るために昔ながらの山焼きを復活させたもので、観光のためではない。これから、自然観察会など環境教材として活用される。
奨励賞
黄金山桜の会
(広島市南区黄金山町)
樹勢が年々弱っている黄金山の桜並木を守ろうと、地元の人たちが会を結成。桜の再生運動署名活動、桜の本数調査、テングス病の剪定、樹木医を招いての調査などに取り組む。黄金山には昭和30年ごろ、500-600本のソメイヨシノが植えられたが、病害虫や台風で傷んだり寿命を迎えるなど植え替えが必要な時期に来ている。開花時の鉢巻状の景観は、広島のシンボルの1つとして独特のもの。
奨励賞
みやじま未来ミーティング
(廿日市市宮島町)
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「宮島の貴重な自然環境の保全とよき未来を考えよう」と活動している。小・中学生や地域住民対象に、積極的かつ多彩な「環境学習」活動の実績があるとともに、大学生や社会人対象に「指導者養成」にも取り組むなど、幅広い層を巻き込んで環境問題に取り組む。将来の活躍と成果を期待したい。
奨励賞
段原地区町づくり協議会
(猿猴川河童まつり実行委員会)
「猿猴川河童まつり」は、猿猴川流域地区のにぎわいと、太田川、瀬戸内海、中国山地など自然環境への意識を啓発が目的で、今年で10回目となるイベント。川がシンボルの広島市で地域住民が手作りする、子どもたちを含め河川の美化に参加しやすい祭り。中心部の環境改善運動として、貴重な活動です。
奨励賞
めんがめ倶楽部
(三次市作木町)
三次市作木町で、「ブッポウソウ保護」に取り組む。巣箱を作り電柱にかけることで、2006年は2005年の倍、約30羽が飛来した。(ブッポウソウは絶滅危惧種II類指定の夏鳥。)貴重な自然の回復への貢献を期待する。これから「2100年の森」を整備し、豊かで素晴らしい自然環境を次世代へきちんと受け継ぎ、合わせて高齢化した少数所帯地区を支えていく活動をしていく。
特別賞
NPO法人 INE OASA
(アイエヌイーおおあさ)
(山県郡北広島町大朝)
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2000年に「日本中の休耕田を菜の花油田にしよう」と、全国に先駆けてバイオマス利活用する「菜の花プロジェクト」に取り組み、大朝小学校や保育所との連携で、菜種刈り取り体験や勉強会、廃食油回収活動を実施、廃食油から精製したBDFでスクールバスも走らせる。地域の活性化に熱心に貢献し、北広島町大朝ブランドを全国に普及した。
特別賞
堂々川ホタル同好会
(福山市神辺町)
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福山市神辺町下御領で、江戸時代の芸術的な石積みでできた文化財ともいえる砂留めが数ヶ所に残る堂々川の清掃(ラブリバー)や、彼岸花、キキョウ、アザミなど植栽の整備により、ホタルを呼び戻す活動。カワニナの放流やビオトープ作り、一人暮らしの高齢者をイベントへ招待したり、小中学生の勉強会を実施。「ホタルのふやし方、写し方」本も出版。
特別賞
サポート・トレッキング・グループ
(呉市焼山)
灰が峰を取り巻く中国自然歩道と公園の全体の整備に、こつこつと着実に継続して取り組んでいる。(路の補修や清掃、横断溝の掘り返しや増設。階段の増設や窪んだ階段への盛り土、路肩の補強。倒木の切断、撤去。)伐採した竹をチップにして森へ返し、山の'みどり'を復活するなど、きめ細かい作業が山の環境を保全している。


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