建設技術フォーラム2013in広島」の開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
本日ここに、「エコ・イノベーションメッセ」及び「脱・温暖化フェア」との同時開催により、盛大に開催できますことを、心から厚く御礼申し上げます。

昨今、我が国においては、未曾有の大被害をもたらした東日本大震災や、ゲリラ豪雨による自然災害が多発しております。中国地方におきましても7月及び8月に、山口県及び島根県において記録的な豪雨となり、尊い人命が失われるとともに、河川の氾濫や道路の崩壊、土石流など大規模な災害が発生いたしました。

私も安倍総理大臣とともに被災地にまいりましたが、被害の大きさを目の当たりにし、「国民の命と暮らしを守る」という社会資本整備の最も重要な使命を、改めて強く認識したところでございます。
また、喫緊の課題として、高度成長期に集中的に建設された橋梁やトンネルをはじめとした構造物が、更新時期を迎えることから、社会資本の長寿命化・延命化も重要となっております。

当フォーラムでは、こういった「防災・減災」、「長寿命化に向けた予防保全技術」はもとより、「循環型社会の形成に向けた環境技術」など、新技術・新工法を展示いたしております。

建設技術の優れた製品や最新技術に対する理解を深めていただく良い機会になるとともに、産・学・官の交流を通じて新たな製品開発や技術革新につながることを期待いたしまして、簡単ではございますが私の御挨拶とさせていただきます。