広島県知事　湯﨑英彦
　

【オープニングセレモニーでの湯﨑広島県知事挨拶】

「エコ・イノベーションメッセ2013 in ひろしま」の開催にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。

環境に配慮した、災害にも強い、「新しい"まち創り"」の提案をテーマに、多くの関係者の皆様の御支援・御協力のもと、当メッセが盛大に開催されますことは、誠に喜ばしく、御来場の皆様を心から歓迎いたします。

御案内のとおり、この催しは、産学官連携による中四国地方で唯一の環境総合展であり、また、環境技術とイノベーションを軸に、地域活性化に向けた交流とビジネス提案の場を提供するものとして、環境と経済の好循環を生み出す、大変重要な取組であると認識しております。

県では、新たな経済成長、人づくり、安心な暮らしづくり、豊かな地域づくりという４つの挑戦を柱とした、「ひろしま未来チャレンジビジョン」に基づき、また、「ひろしま産業新成長ビジョン」のもと、イノベーション立県の実現を目指して、様々な施策を進めているところです。

こうした中、次代の本県産業を担う新たな産業の育成を進めておりますが、特に、環境関連産業については、公害防止対策で培った国内トップクラスの技術力や生産力を生かして、成長著しいアジア地域などにおける新たな事業展開を促進し、産業集積、生産規模の拡大に重点的に取り組んでおります。

これまでにも、新たな事業展開を目指す企業において、海外での生産や販売拡大に向けた契約が成立するなど、具体的な成果が見え始めており、新しい成長に向けた芽は着実に育ちつつあるものと考えております。

御出展・御来場の皆様には、今回のメッセを一つの契機として、今後の新たな事業展開や新市場の獲得に果敢に挑戦し、大きく成長されることにより、本県経済の活性化に繋がることを期待しております。

終わりに、本メッセの開催に御尽力頂いた関係各方面の方々に、改めて感謝いたしますとともに、御参会の皆様の今後ますますの御健勝、御活躍を祈念いたしまして、御挨拶といたします。