2003年 Eタウンで扱った環境情報

毎週土曜日 18:00〜18:30放送
2月15日 「変る代わる換わる替わる」の特集 繊維からアルコールを作る衣料リサイクル企業を紹介します。福山市の「エコログ・リサイクリング・ジャパン」は資源の有効活用がこれからのビジネスチャンスだと、研究に成功しました。エコログではポリエステル100%の生地の衣服を生産、販売、そして回収し粒状の再生資源に変えるリサイクルシステムを構築しました。さらに綿と混ぜて紡ぐポリエステル綿からアルコールを再生する道を切り開きました。
3月1日 「対策に妙手」の特集 府中市の「オガワエコノス」(小川 勲社長)が開発した産業廃棄物を燃料としてリサイクルするプラントを紹介します。広島県内では実用化に成功したのは初めてのことでした。事業所から廃棄される紙やプラスチックを原料にしたこの固形燃料はRPFと呼ばれ、石油や石炭など化石燃料の代替エネルギーとしてさまざまな業界からボイラー用燃料などに注目されています。
4月26日 「きっかけを活かす」の特集 電力を使わないで水圧を利用して米を研ぐ自動米研ぎ器を紹介します。開発したのは広島市東区の「クレセント」(中西靖郎社長)で冬場に冷たい水で米を研ぐ奥さんを楽にさせたいとの思いが発明につながっています。エネルギー消費の面からも省エネ家庭用品となっています。
6月7日 環境シリーズ第一回「クリーンなエネルギー」 第一弾は環境に優しいエネルギーがテーマです。広島市にある三菱重工業広島研究所のグループが世界最小の家庭用燃料電池の実用化に漕ぎ着け記者会見を開いたのは6月3日のことでした。一方中国電力も安定した電力供給事業とともに、新時代のエネルギー開発にも力を入れ、マツダの協力を受け、REを使用したコージェネレーションの研究を続けています。また山県郡千代田町では太陽光発電のパネルで覆いつくされた新庁舎が誕生。これに触発されたのか町内の住宅での太陽光発電の普及率は県内一に。番組では様々な取り組みからすぐそこまで来ている次世代のエネルギー事情を考えました。
主な取材対象⇒中国電力。三菱重工業広島研究所。山県町千代田町。
6月21日 環境シリーズ第二弾「企業ゴミのリサイクル」 第二弾は企業から出るゴミのリサイクルに注目します。「捨てればゴミ、使えば資源」が合言葉のリサイクルですが、21日に紹介したのは食品リサイクル法と自動車リサイクル法に対処する業界の取り組みです。県内のある再生事業会社では事故などで傷ついたバンパーを集め、特殊な技術で塗料などを取り除いて再び自動車部品の原料として出荷。環境に優しい企業として大手自動車メーカーから注文が殺到しています。Eタウンではこれらの取り組みから、メーカーや小売業自らが生産者、販売者責任の一環として資源の再活用をはかる企業努力にスポットをあてました。
主な取材対象⇒
バンパーのリサイクル・・・マツダ。高瀬化学工業。
生ゴミの肥料化・・・生活協同組合ひろしま。アルファ有機。
6月28日 環境シリーズ第三弾「無駄のない賢い買い物術」 第三弾は買い物段階で考えたいゴミ削減の方法です。広島市内のスーパーマーケットでは蒸留水の量り売りがヒット。買い物客が家から空にしたペットボトルを持参して、飲料を購入します。こうしたリユースつまり再利用で、ペットボトルの量を減少させることができます。番組ではまた無駄な買い物をしない十か条を掲げた消費者グループも取材。マイバックを持って、過剰包装も拒否しながら日用品を購入する活動を紹介。消費者が今からできるゴミ削減の方法を考えました。
主な取材対象⇒フレスタ。グリーンコープ生協ひろしま。
消費者団体グリーンコンシューマー広島
9月13日 「工夫で付加価値を」の特集 産業用精米機のトップメーカーであるサタケ(本社:東広島市)が開発した家庭用精米機を紹介します。産業用の技術を応用して省エネタイプの小型精米機を製作しました。これまでに3万台以上を販売しロングセラーになりつつあります。また同じ企画で、ソーラーパワーでお風呂の給湯システムを開発した広島市西区の「ソーラーエンジニアリング」(斉藤昭夫社長)を紹介します。太陽熱の蓄熱で独自の技術を開発し、特許も出願中です。1日分の蓄熱で一般家庭でのお風呂で20日間の給湯が可能との数字上の結果は出ています。
10月11日 「タッグで新境地開拓」の特集 パンの耳を豚の飼料にする取り組みを紹介します。生協ひろしまとJA全農ひろしま、広島県東部養豚組合の3者が共同で、生ゴミとして捨てられる運命だったパンの耳をリサイクル飼料にして養豚に活かすことになったものです。 
10月25日 「神足IN東京モーターショー2003」の特集 マツダが出品した水素燃料で走る研究開発車を紹介します。マツダでは水素とガソリンの両方でも走るRX−8ハイドロジェンRE」をモーターショーに出品し、各界の話題をさらいました。

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