Eタウン
2005年7月30日
密着!イベントの仕掛け人「音楽で広島を元気に!!」
隠し味
最近私、味噌汁にゴマ油を一たらしすると美味しいということを発見し、非常に幸せな気分なんですが、そもそもこの丘陵公園で最初にライブをやったのは浜田省吾さん。その楽しさや嬉しさ=隠し味がミスチルなど他のミュージシャンにも伝わって、やがてセットストックに繋がったんだと思う。そういえば『ドラゴンクエスト』の最後のご褒美も緑の草原だったね。
コータリ人形
■4万5000人の大観衆で熱く燃えた「セットストック’05」の舞台裏
年々盛り上がりを見せている中四国最大級の野外ライブイベント「セットストック」。音楽ファンたちの熱い支持を集め、いまやすっかり夏の風物詩になっていますが、今年はなんと4万5000人の聴衆が庄原市備北丘陵公園に集結。7月23日、24日の二日間、大熱狂のうちに幕を閉じました。そこで今回は、このイベントを仕掛けた音楽プロモート会社「夢番地」の現場責任者をカメラで追い、広島を音楽で元気にする意気込みを密着レポート。

「まぁとにかくスゴイ人出だったようですね!」
「今年もミスチル、ORANGE RANGE、奥田民生、BUMP OF CHIKEN、ウルフルズといった素晴らしいアーティストが出演したんですが、観客も、幼児からおとうさんおかあさんまで、幅広い世代の人たちがそれぞれのスタンスで楽しんでいるのが印象的でした」

■広島の音楽シーンを支える縁の下の力持ち
広島市中区にある音楽プロモート会社「夢番地」(本社:岡山)は、広島オフィスが開所した1978年から、広島のライブシーンを牽引して来た老舗的存在です。年間手掛けるライブイベントの総数は500〜1000本というからハンパじゃありません。こちらのスタッフであり、セットストック’05のプロデューサーを勤めるのが入社5年の澤 弘道さん(29)。広島市民球場3個分という広大な芝生広場を使ってのイベントということもあり、そのセッティング、進行管理の苦労も超ビッグサイズ。

そうして始まった本番。ライブが進み、観客がヒートアップして行く中、澤さんはますますクールに状況をチェックしながら、広い開場を駆け回ります。この日の庄原の最高気温は33度!熱中症など調子の悪くなった人がいないかどうか見回るのも大切な業務。
「今年はすごいインパクトがあったと思います。アーティストの魅力もありますがそれだけでなく、セットストックに行くと間違いなく楽しいと思われるようにしたいですね」とライブ終了後、来年の抱負を語る澤さん。いやはや、音楽が好きでないと出来ない仕事。まさに縁の下の力持ち、いや、夢番地!ですね。

「送迎バスが九州や関西からもやってきて、それで一日あの炎天下で音楽に合わせて踊って、終わった後もみなさん疲れが見えるどころか実にいい表情でしたね。今年行かなかった僕、かなり後悔しています」
「そうやって皆さんに喜んでいただけたその裏では、澤さんはじめ2000人あまりのスタッフのサポートがあったんです。だからこそ、ライブに行く私たちは、とことん楽しまなくちゃいけないんです。まだ未体験の方は来年是非!」

■気持ちのよいライブ会場だから、来た時よりも美しく!
04年にセットストック運営スタッフで組織された「GREEN CREW」は、会場で自分の出したゴミの持ち帰りと捨てる場合も分別してゴミ箱に入れるよう呼び掛ける活動をしています。今回、その呼び掛けリーダーを受け持ったのが、ウエストステージのオープニングアクトを飾った広島在住のロックユニット「THE CRANE FLY」。分別に協力すると彼らのオリオジナルグッズがもらえるとあって、若い女の子達を中心に賛同者がゾクゾク。アーティストと観客が一体となる方法は、ライブだけではないようです。



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