ヒロシマを伝える〜原爆資料館はいま〜

放送日時 RCCテレビ 2006年8月6日(日)深夜0時30分〜1時00分

企画趣旨
原爆投下から60年が過ぎて、被爆者の高齢化や体験の記憶の風化が進んでいます。
原爆資料館(広島平和記念資料館)は、被爆の実相を伝え、核兵器の被害を後世に伝えるために設立され、去年開館から50年を迎えました。
被爆者やその遺族から寄贈された数多くの遺品を中心に支えられてきた資料館だが、近年は遺品についての詳細な情報が分からないケースも増えてきているといいます。
一方で直接被爆の体験を語れる人が減少していく中、次世代への継承を担う資料館の役割は重要さを増しています。
資料館に託された「被爆者や遺族の思い」を改めて見つめ直し、「ヒロシマの記憶」を伝える場として、何が求められているのかを考えます。
番組内容
原爆資料館には今も新たに遺品を寄贈しようという人が絶えません。
三原市本郷町に住む兄弟は、原爆で亡くなった兄の財布を新たに寄贈することにしました。母親(故人)が戦後大切にしていたものですが、「自分達も年をとり、母親のように大切にはしていけない」と決意したのです。
被爆者や遺族から提供を受け、資料館が所蔵する資料は1万9000点に上ります。
実際に展示されているのはごく一部で、多くは地下の収蔵庫に保管されています。
その中には、爆心地付近で亡くなった家族の「遺骨の欠片」もあります。被爆直後に焼け跡の瓦礫から遺骨を掘り起こし、被爆50年で資料館に寄贈した男性(東京都在住)は、その理由を「執念や怨念…、アメリカへの見せしめだ」と語ります。
また戦争体験の継承を最も重要な課題とする「沖縄・ひめゆり平和祈念資料館」を取材。体験者がいなくなった時のために「語り継ぎ専門」の若い職員の養成をはじめた取り組みなどを紹介して、平和を目指す資料館のあり方を探ります。

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