第414回放送番組審議会の議事の概要

                         RCC番組審議会

 第414回番組審議会は、12月10日広島リーガロイヤルホテルで開催さ
れました。
今回は特定の番組審議は行わず、まず局側から年末年始特別番組の編成に
ついて説明した後、11月に松山で開かれた番組審議会地区協議会に出席し
た2人の委員から、「放送業界が21世紀に向かう力強さを感じた」との感
想や、審議内容が報告されました。さらに堀口社長がRCCのこの1年の
動きを振り返りました。
 これを受けて各委員から積極的に感想,意見、提言等が出されました。
ある委員からは「日本の先が読めないなかで骨太の番組が見当たらない。
系列局を含め来年を見通せる番組があれば」との感想が述べられました。
 また他の委員からは「地域のトップが出演する番組企画は良かった」に
続いて「日本だけにこだわらず世界の状況を採り入れて欲しい。例えば広
島と姉妹都市縁組を結んでいる地域の局と番組交換をし、ドラマや生活情
報などを放送してみたら」との指摘がありました。
 さらに今年1年を振り返って「厳しい環境のもと、時代の大変革を番組
に反映して欲しい」「視聴者に素材を提供する方法を考えて」「番組を制
作する際、世の中の状況に対応が遅いのではないか」などの注文、意見が
出されました。
 また報道についてある委員からは「政治や経済もニュースだけでは全体
像が掴めなくなってきている。報道の番組は限界に達しているのではない
か。全国一律の捉え方だけでなく、例えば、各県の解説番組が必要になっ
てくるのでは」との具体的な発言もありました。
 その一方で「在広各局のニュースと比較して、RCCは海砂問題、米軍
機の低空飛行問題、松枯れ問題など、突っ込んだ取材をしていると思う」
との感想も聞かれました。
 さらに、番組審議会には「番組を見た後で意見を言わせるのでなく、そ
の前に制作者と話す機会は持てないか」などの積極発言が聞かれるなど、
有意義な審議会となりました。
 なお、今月の番組審議会の出席者は、竹下彪委員長をはじめ10人の方
々でした。
 次回は1月14日に開催されます。
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