第423回中国放送番組審議会概要

    

                      (中国放送本社役員室)                  

 第423回中国放送番組審議会は、10月13日に開かれ、まず今回から新しく委員に就任した久保田文也さんに、堀口社長から委嘱書が手渡されたあと、10月11日放送の自社制作テレビ番組「サンデーバード」について合評しました。  

 この番組は10月から毎週日曜10時から放送の新番組で、中国地方5県の話題や催物を山陽放送、テレビ山口、山陰放送とブロックネットで紹介していく30分の情報ワイド番組です。

 その審議内容のあらましを紹介すると、*日曜日の朝らしいさわやかで、テンポのある地域の情報番組だ。*これまで県内と全国放送はよく報道されたが、県外周辺地域の情報は、案外知らされていなかった。今回ブロックネットで連携、放送していく試みは評価したい。*地方から情報を発信したい側にも中国地方に広く放送されるこの番組はメリットがあると思う。*可もなく不可もなくで情報番組ならもう少し突っ込みがあっても。*軽い話題もよいが、環境や高齢化など、テーマ性を持たせ各地域から発信してはどうか。*将来的には四国地方も視野に入れてみたら等、主にブロックネットを評価する意見、より充実した番組作りへの提言が出されました。

 続いて、番組の中で暴力や性的表現など問題となるシーンを機械的に映らないようにする装置、Vチップ制の導入問題を討議しました。主な意見は、*導入されても、子供は番組を規制されるので逆効果になるのでは。*善悪を判断出来ない幼児期には、親がVチップで暴力シーンを見せなくすることが、あってもよいと思う。*インターネットやビデオ、テレビゲームなど、メディアが多様化する時代に、Vチップで番組を規制してももぐら叩きのようなもの。規制よりも、子供達の選択眼を養う教育を行い、判断力抵抗力をつけていくほうが必要だと思う。*暴力事件の多発には社会全体の要因が重なっている。テレビだけを規制する意図は何なのか、疑問である。*規制の基準をどこに置くのかも問題で、もっと議論を深める必要がある等の意見が述べられました。    

 次回は11月10日に開かれます。

 

今回の出席委員は、

  委員長  竹 下   彪     副委員長  山 下 彰 一

  副委員長 平 田 克 明     委  員   金 谷 俊 宗          

  委  員 村 上 俊 二     委  員   見 延 典 子

  委  員 竹 田 保 孝     委  員  曽我見 義 則 

  委  員 久保田 文 也     委  員  中 畝 みのり(書面参加)

局側出席者は

  取締役社長 堀 口   勲  常務取締役テレビ局長   秋 信  利 彦

  取締役報道制作局長 佐 伯   亨  取締役ラジオ局長 井 原  隆 一          

  技術局長      火 原 幹 夫  企画室次長    三 宅  恭 次

  番組審議会事務局  高 月 峰 子 報道局テレビ制作部 国 井  由美子

 

                                以   上

 

                                

 

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