（中国放送役員会議室）

第457回中国放送番組審議会は、11月27日（火）午後3時から開催されました。 今回は、秋の番組改編で１０月に新たにスタートした夕方情報ワイド番組「ごじごじテレビ」のローカルニュースパート「イブニングニュース」について審議しました。 月曜から金曜までの毎日放送している「イブニングニュース」は、これまでネット番組「ニュースの森」を挟む形で二つのパートに分かれていたものを、午後６時２１分から午後７時の大枠ゾーンに改編しました。 キャスターには、池田秀昭・和佐由紀子の若手アナウンサー・コンビを起用すると共にスポーツコーナーを新設、これまで以上に事件・事故の背景を深く取材するのはもちろんのこと県民の目線や疑問に共鳴し、双方向性を大切にしたニュース番組作りを目指しています １１月２６日（月）のＶＴＲを視聴した審議委員の皆さんからは、次のような御意見感想を頂きました。 ローカル局だから、もっとローカル色のあるニュースを取り上げて欲しい。どうしても、広島市中心になり勝ちだが、広島県全域から幅広く取材して他局との差別化を図る。これは、ＲＣＣニュースが視聴者の支持を獲得、ひいては視聴率を上げられるかどうかのキーワードになる。 全体的に少し細切れ過ぎるのではないか？１日のニュースの中で、視聴者は何に一番興味を持って見るだろうかを考える必要がある。 ニュースの背景あるいは解決法を視聴者に考えさせる報道があっても良いのではないか？ 内容を深めることが出来ないようなニュースを並べたのでは駄目で、他局とは違うモノを出さなければ視聴率競争には勝てない。これはと言えるニュースが２本位は欲しい。 特集として深く追求した項目も必要で、その中にはどれだけの人間が登場し、どれだけの生活の場がリアリティーを持って写し出されたかが勝負になる。短い時間での取材、放送だからこそ作戦が必要だと思うがそこが見えてこなかった。 与えられた情報と記者が探し出してきた情報を較べて見ると、与えられた情報は包丁の切れ味が悪い。ニュースの背景、訴えたいことが何か等、突っ込みが足りない。もっと深く掘り下げて欲しいといった不満が残った。 「イブニングニュース」の第一印象は、スタジオのセットが明るくなり、キャスター二人もフレッシュでさわやかな感じがして良かった。但しスポーツコーナーを担当しているアナウンサーが、マフラー姿で画面に登場してきたのはとても違和感を覚えた。ファッションの域かも知れないが、スタジオの中でマフラーを巻いた服・ 装は必要ないのではないか。 スポーツコーナーで、広島カープの新井選手と子供たちのふれあいを取り上げていたが、イベントニュースだけでなく新井選手の人柄まで描けていて良かった。これからも両方が分かるニュース作りをして欲しい。また、その他のスポーツ（トップス）では勝った負けたの結果だけでなく、今後の試合日程も伝えていた。継続性があり良かった。 この日のトップニュースは、項目としては弱いのではないか。ニュースの背景など、時間的な制約もあるだろうがもっと分かりやすい説明が欲しい。 ニュースの順番をもう少し整理したらいいと思う。丁寧なニュースの取り上げ方には好感が持てる。夕方のニュースというのは、じっとテレビを見ているのが困難な時間帯でもあるから、全体の流れが視聴者に把握でき、これだけは見逃せないという選択が出来たらいいと思う。ニュース項目の提示は番組の最初だけでなく途中でもあった方が良い。 ニュース番組の印象は、若いアナウンサーに代わって明るくなり、画面の色彩も良く新鮮な気持ちにさせられた。内容的には、私は皆さんとは反対に、もっと多くのニュースを細切れでもいいから流して欲しいと思う。どちらかと言えば、特集（ドキュメンタリー的）が多すぎると思います。 放送時間帯を考えて、ニュースも項目の半分は明るくほのぼのとしたものを主体に取り上げてもらいたい。私達の住む町の良い面を取り上げることで人々の活性化になればいい。 ＊この1ヶ月のＲＣＣの放送番組について 最近福山でラジオを聞いていると、広島からの放送が多くなり、広島のアナウンサーが備後の話題を紹介したりしているが、とても良いことであり、全県放送になってよかった。 天気予報については、各局が特徴を出していて局によって出し方が異なるが私は同じパターンの天気予報の方が判り易い。 等のご意見感想をいただきました。

出席委員（敬称略）
副委員長		久保田文也		桑田　　整
委　　員		安藤　欣賢		野村　純孝
		三好久美子		上田みどり
		山坂　淑子		清水　　恵
		丸本たかし

以　　上

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