第542回中国放送番組審議会概要

開催日: 2009年11月24日
所: 中国放送役員会議室

今回審議したのは、ラジオ番組「陰山おやじの放課後ラジオ」(8月31日に放送)でした。
この番組は、尾道の土堂小学校の元校長で、百ます計算や早寝早起き朝ご飯を提唱している陰山英男先生を起用。アナウンサー志望だった陰山先生が、ローカル放送ならではの本音を気軽に語っています。放送は一ヶ月に一度55分で、昨年4月に始まりました。

委員の方々からは以下のご意見、ご要望がありました。

  • 大上段に構えた教育論になると引いてしまうが、音楽を織り交ぜながら、冗談的な話もあり、聞きやすく、役にたつ良い番組だ。


  • 子どもに1000mの距離を分ってもらうために、巻尺を持って歩かせると言っていたが、現場の先生方にも役に立つという気がした。


  • 親では見えない一種の裏技を紹介しているところがとても良い。


  • 陰山先生の個性が前面に出ている内容だ。


  • 陰山先生は貴重なキャラクターなので続けていけば中国放送にとっても良いことだと思う。


  • 陰山先生といえば有名な教育者なので、もっと根源的なことを話されるかと思っていたら、どちらかというとテクニックや、こうしたら得ですよといった話だった。子育ての参考になる話がもっとあっても良いと思った。


  • 夏休みの宿題の話があったが、8月31日放送はタイミングとして遅いと思った。


  • 「夏休みの宿題はやらなくていい」と言っていたが、親が聞くのはいいが、子どもに聞かせるのはよくない。ちょっと暴走かなと思う。


  • 選曲はご自分の好きな曲だけでなく、一曲ぐらいは童謡とか子育てに良い影響がある音楽があっても良いと思った。


  • 選曲の理由を丁寧に説明してほしかった。


  • 陰山先生は早口すぎて聞き取り難い面もあった。もっとゆっくりしゃべってほしい。


  • 陰山先生の親としての体験談があると、よりグッと近くなる。


  • ラジオだけでなく、コンテンツ化して配信してほしい。


  • 一時間ぐらい収録して、30、40分に編集して放送してもいいかなという印象を持った。


  • インタビュアーの栗栖美和さんは切り換えがうまい。ちょっとボケたところが、逆に良くてホッとする。


  • 陰山先生の語りと栗栖さんの話し方が同じ感じになっている。相方は普通のアナウンサーが淡々と話すぐらいでちょうどいいかなと思った。


続いて、報道制作局長から、TBSが2008年2月に制作、放送した「みのもんたの朝ズバッ!」の「割り箸事故・医療裁判判決報道」が、BPOから勧告を受けたことを報告。中国放送でも今回の件を他山の石とし、きっちりとチェックしなければいけないと話しました。
また、テレビ編成制作局長からBPOが通知、報告した「最近のバラエティ番組に関する意見」について説明を行いました。
<文責:中国放送番組審議会事務局>

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