今回審議したのは、10月17日放送のラジオ番組「和佐由紀子の うららか日曜日」です。
この番組は、毎週日曜日 朝9時から2時間の生放送です。
【ラジオ局長の説明】
この番組は、中年以上の男性に非常に人気のある番組です。
平均の聴取者層は、35歳から69歳で、この辺りが、主な番組ターゲットになります。聴取率は3%あります。
この年齢層の人口から割り出しますと、約9万人の方が、毎週日曜日にこの番組を聞いてくださっていることになります。
このうち6割が男性リスナーです。
【担当ディレクターの説明】
日曜日の朝というゆったりとした時間をリスナーと共有するところに、番組の趣旨があります。
内容は、和佐アナウンサーのトークと音楽が中心で、その音楽は、洋楽を中心に心地良さにこだわって選んでいます。
【和佐アナウンサーの説明】
とにかく ゆっくりしゃべることを心がけています。そして リスナーの心に言葉を置くようなイメージを大切にしています。
【委員の方々から番組へのご意見・ご提案】
- 本当に ゆったりしてとてもいい感じだなと思って聞いていた。
- 喫茶店でのインタビューが流れたが、どちらかと言えばその中味を和佐さんのことばで語った方が、番組全体の雰囲気を保つことが出来たのではないか。
- 単身赴任の日曜日 朝9時は、溜まった一週間分の洗濯をしていることもある。昔は、こういう番組を聞いている余裕もあったなぁと、懐かしい思いになった。
- 番組全体を通して、言葉の中に「色」を感じる。ラジオはなかなか色まで感じることはないが、とても良い印象を持った。
- 和佐アナウンサーのすぐそばで話を聞いているような、心地よい時間を過ごすことが出来た。
【番組から誕生した本「ひろしま うららか さんぽ」について、ラジオ局長の説明】
5000冊作って10月1日に発売しました。10日後には1000部増刷しました。
週間ランキングでは、10月前半まで、ずっと1位で売れております。
【本に関する委員の方々のご意見・ご感想】
- 自分が育った町に昔からある店が いろいろ取り上げてあり、手にとってずっと使える。
- 表紙も含めて柔らかいイメージになっていて、女性も男性も手に取れるいい本だ。
- 番組と本のテイストが統一されていて、どちらも心地良い。
- オジサンでも気取らずに自然に手に取れ、安心できる本だ。
【その他】
今年の民放連盟賞「ラジオ生ワイド部門」で、『俊雄と裕見子のおもいっきり土曜日』(2010年1月30日放送)が、優秀賞に選ばれ、11月5日授賞式があることを報告。