第601回中国放送番組審議会概要

今回審議したのは、2月17日に放送したテレビ番組「つながり ~広島土砂災害 ある団地の六か月~」です。番組は、昨年八月二十日に発生した土砂災害にあった住民の複雑な思いを、ある団地を一か月ごとに取材する形で表現した番組です。

【担当ディレクターの説明】】

土砂災害当日未明から現場に入り、今回取り上げた団地でいろいろな話を聴いたことが、この番組を制作するきっかけになりました。元々つながりが深い団地だったということですが、被害があった場所、被害がなかった所という差も、時間が経つごとに出てきました。今回は土砂の通り道になった道路沿いに住まれている方4人を中心に番組を作りました。災害に負けずに、復興に向けてがんばっている人々の姿を通して、その方達の思いや、逆に被害を受けていないけれど復興計画によって立ち退かないといけなくなってしまったという方など、様々な複雑な思いを、6か月という時間を通して、1か月ごとに取材をする形でくみ取って行ったつもりです。

【委員の方々からのご意見、ご感想】

【担当プロデューサーの返答】

団地の方が、今までは亡くなった方を弔う形の復興もあるけれども、今からはもう私達が前を向いていかないといけないということをおっしゃいました。今回の番組では、そちらのほうを前面に出させていただくような形を取らせていただきました。これからも定期的に取材を行います。

【その他】

春の番組改編についてラジオ・テレビの担当局長から説明しました。

<文責:中国放送番組審議会 事務局>
トップへ戻る