第605回中国放送番組審議会概要

今回審議したのは8月6日放送のテレビ番組「RCC被爆七〇年プロジェクト 未来へ あの日を遺す ~高校生が作るヒロシマCG~」です。
原爆投下から三時間後広島市の御幸橋で撮影された写真を元に、当時の光景をCG(コンピュータグラフィックス)で再現しようと取り組む高校生と、その写真に写っている被爆者が高校生たちに原爆の悲惨さを語り伝えようとする、「被爆体験の継承」をテーマに作られた番組です。

【担当ディレクターの説明】

「継承の大切さというのを、ずっと言われてきましたが。被爆体験を自分の言葉で語ることができる被爆者の方が年々少なくなる中、文章や写真として残ったとしても、なかなか伝えきれない部分があります。そこで高校生達が、被爆者の言葉を聞き取って自分達で当時の状況を調べ映像化しようという初めての試みを追った番組です。実は、元々被爆前の街並みを再現するプロジェクトを、被爆者で映像作家の田邊雅章さんという人とこの高校が共同で手がけていました。今年5月にNPT再検討会議があった時に、国連本部でも、その映像が上映されています。彼らがそのプロジェクトを終えた後に、さらに被爆直後についても取り組んでみませんかという提案をしたところ、受け入れてくださいました。」へ

【委員の方々からのご意見、ご感想】

【その他】

最後にラジオ・テレビの秋の新編成について各局長から委員の皆さんへ説明を行いました。
今回から細川洋嗣氏が番組審議会委員に加わっています。

<文責:中国放送番組審議会 事務局>
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