今回審議したのは、9月8日土曜正午から放送した「街頭TV出没!ひな壇団」です。お笑いコンビの千鳥が県内各地に赴き、そこで出会った人々と話しながら、地元の魅力を掘り下げ伝えていこうという番組です。この放送回は、4年目を迎えた「ひな壇団」の中でも16.2%と最高視聴率となった回でした。
【番組担当者の説明】
三原市の漁業協同組合で船に乗せていただきタコを釣り上げるという企画でした。ロケを行ったのがちょうど8月8日のタコの日、夏が旬であるタコを釣る企画はおもしろいぞということでタコ釣りにチャレンジしました。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- タコがなかなか釣れなかったので間延びしたところがなかったとは言えないが、千鳥の毒のない穏やかな喋りで楽しませていただきました。
- 瀬戸内のきれいな風景が目の前にあるのだから、釣れない時間を使って、山々など景色の話やどうやったら釣れるかなど情報を入れたらよかったのではないでしょうか。この番組を見て、誰しもタコを釣りに来るわけではないので、三原に根付いたタコの文化の紹介などが見たかった。
- 夏らしい麦わら帽子をかぶって踊りながらの登場、赤青黄の3色のTシャツが三原駅の白い建物に映えて良かった。ただ、麦わら帽子をかぶると表情がわかりにくく感じました。
- 船のエンジン音が入り、うるさいと感じたものの、それを「ゴジラの声だ」と千鳥がすくったことで、おもしろさに変わったように感じました。
- 三原のタコ漁にも西日本豪雨の影響はなかったのか気になります。
- 土曜と日曜の昼の同じような時間帯に「ひな壇団」と「元就。」がありますが、どのようにRCCの中で区別をしているのか知りたい。
- 番組が始まった当初審議した時は、ひな壇でトークをして批判がありましたが、いまは、それが取り払われて、自然体になってきたな、番組として成長してきたなと感じました。自然体というと、タコが釣れなくても正直に番組作りをしていることがわかりました。
- タコが釣れるか釣れないかという単純な内容でしたが、とても引き寄せられ、おもしろかったのは、千鳥の実力なのでしょうね。この単純な内容なのに飽きさせず、どうしてこんなにおもしろいのだろうというくらい楽しかった。
- 三原の町にインタビューできるほど人がいなかったのでしょうが、もっと三原を紹介してほしいと感じました。駅前から港へ行き、船に乗せられて、若干予想通りの展開は、いつものひな壇団と比べると単調な感じがしました。
【番組担当者の返答】
西日本豪雨の影響については、船の上で聞いたときはあまりなかったと聞きました。番組全体としては、ちょうどロケをしようとした日が、豪雨の影響があり中止になりました。放送自体できないかと心配しましたが、別の企画で乗り切りました。また、サンフレッチェ広島に協力を仰ぎ、選手に登場していただいて、被災地に応援メッセージを届けるという企画も放送しました。
「ひな壇団」は、グルメ情報やチャレンジ企画を取り入れるようにして、町ぶら企画の「元就。」と区別するようにしています。
【その他】
今回の番組審議会では、テレビ局長から番組種別の報告があり、委員の皆さんに了承いただきました。その内容はRCCのホームページで公開されています。