第485回中国放送番組審議会の審議の概要

(於 中国放送役員会議室)

 6月の中国放送番組審議会は、日曜朝のラジオ番組「おはよう図書館」の「月夜のできごと」。そして朝の情報番組「おはようラジオ」のワンパート、「おやじ本気で行こう」を審議しました。この「月夜のできごと」の朗読で、山原アナウンサーがアノンシスト賞の最優秀賞に選ばれ、CD制作やボランティア活動でアナウンス室が活動部門賞を受賞しました。「月夜のできごと」は、原爆をテーマにした徳光彩子さんの作品を朗読したものです。「おやじ本気で行こう」は、日頃、青少年の育成をされている方達にインタビューしてその活動をご紹介する番組です。
 番組を試聴後、委員の方々からは次のようなご意見・ご感想をいただきました。

  • 間の取り方とか素晴らしい朗読で、その世界に入り込んでおりました。読み聞かせのボランティアについては、最近は活字離れが進んでいますので老人ホームだけじゃなく小さな子どもにもどんどん読み聞かせの場を作っていただいて、読むということをきちんと教えていく必要があると思います。ますます頑張って下さい。


  • 聞きながら親父やおばあちゃんから聞いた光景を思い浮かべておりました。すごく悲惨な状況を静かな語りで読んでおられる。そのコントラストが、立体的な像を結んでいくそんな気がしながら聞かせてもらいました。このCDを学校などへ送って、子供さん達に聞いて貰ったらいいと思いました。


  • このような素晴らしい語りを聞くと、本当にラジオっていいなと思いました。自分の世界を勝手にイメージでき没入できる。大変なテーマですが、実に豊かな気分にさせていただいたなという印象です。


  • 一人聞くのは勿体ない。自分の子どもだけじゃなく、他の子ども達にも聞かせてあげたいなと思いました。


  • 途中、場面が変わるからでしょうか。ちょっと長い間があって、続きがあるのか無いのかという感じがしました。でも、すごく素晴らしかったです。


  • 日曜日に田舎へ帰って畑仕事をすることがありますが、実にいい時間で、ラジオで聴くこのような番組というのは、本当にいいと思う。原爆資料館でも、こういう「月夜のできごと」など朗読が静かに聞ける場所を設けたらいいのではないかと、そんなことを思いました。


  • この作品は、悲劇を単なる悲劇として感情的に高らかに訴えるではなくて、一見冷静に当時の出来事を書いておられる文学性の高い作品だと思います。この月夜の場面は影絵のような世界。兵隊さんや死体、声、物音、そういったものが一つずつ浮かんでくるような気がいたしました。これはもちろん徳光さんの作品自体が素晴らしいのでしょうが、なるほど、朗読の技というものを久しぶりに聞かせていただいたような気がしました。


  • この朗読を聞いて、次に伝えていくとは、こういうことなんだろうと思いました。やはり、現実は現実として伝えなければいけないのだけど、気持ち悪い、恐いという気持ちを起こしたのでは何の意味もなくて、ちょうどあの音楽できれいなものを感じさせていただいたように、そこから平和というものを意識できるような伝え方をしていかないといけない。だからこれって、次に伝えていくための材料としてとても大切だなと思いました。
      もう一つボランティア活動については、一人でも多くの子ども達がいい語りやいい読みに出会うためには、ボランティアの人達や各家庭のお母さに読み聞かせの体験をさせてあげて、育てていただけるとうれしいと思います。


  • 作品、構成、音楽、そして山原アナウンサーの声と、これらが非常に調和がとれていて、重い作品ではあるけれどもすんなり心の中に穏やかに入って来ました。暗い情景であるとか、その当時の生々しいストーリーを上手に聞かせるような構成にされている。本当にいい作品を聞かせていただきました。


<おやじ本気でいこう>
  • 音質は似てはいないと思うんですが、インタビューしているのか答えているのか分からない。もう少し、はっきりわかるような組み合わせができないのかという感じがしました。


  • 最初のテーマソングから「おやじ、本気で行こう」、あそこいいなと思うんです。ただ、3分というのは短くて、もっと聞きたいという時に終わってしまう。夜中でもいいからじっくり放送されたらどうでしょうか。


  • 暴走族の問題だけでも1年間かけてもいいようなテーマだし、児童虐待も大きな問題でしょう。それが短く切れるというか終わってしまうのは、ちょっと勿体無いという感じがします。


  • きっかけづくりでしょう。お父さん、おやじ、本気になりなさいよという3分の間の投げかけなのでしょうから。


  • 横のつながりばかり学校では指導するけれども、それでは子どもは育たない。6年生がいて1年生もいて、初めてそこでお互いに子どもが教え合いをするからすばらしい子どもができる。それをちょっと思い出しました。


  • 今、世代間が交流する機会が少ない。それが今回のキーワードのような気がしました。「おやじ本気で行こう」は、いい番組なので続けていただいて、是非おやじを本気にしていただければというふうに思います。


出席委員
副委員長 久保田文也 三好久美子
委員 上田みどり 久笠信雄 山坂淑子 青木暢之 
岡本彰 黒木義昭 三上仁淑

以  上

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