(於 中国放送役員会議室)
2月の番組審議会が22日(火)に開催され、RCCが、総務省よりマスメディア集中排除原則の省令で決められた持株の表示並びに実質的な所有者と名義所有者等の報告に不適正があるとの指摘を受けたことに対して、弊社、金井社長が2月の17日までに是正したことを報告するとともに遺憾の意を表しました。 そして、放送人としての役割と責任をいま一度肝に銘じ、法令順守はもとより、些かなりとも国民・視聴者の信頼を裏切ることのないよう、引き続き細心の注意と最善の努力を傾注して経営に当たってまいりますとの決意を表明しました。
続いて、JNNネットワーク協議会賞の定時番組活動部門で協議会賞を受賞した「被爆 60年 ひろしまの記憶」を視聴した後、RCCが取り組んでいる三位一体の情報収集について説明しました。
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「被爆60年 ひろしまの記憶」は、被爆2カ月後の広島の様子を撮影した日本映画社のフィルムと過去に放送してきた番組の映像、それから追加撮影した現在の映像の3つを合わせて1本の番組を作り、場面やエピソードごとに60年前と今とを比較して見てみようと制作した番組です。
委員の方からは、 広島の放送局である以上、カタカナのヒロシマは語り続けていかなければいけないことだと思います。実際に被爆された方も高齢になられてきたので、今しかできない継承事業はどんどん進めていただきたい。番組は放送するだけでなく、小・中学校などの教材として活用できればいいと思います。
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日本映画社の古いフィルム映像からあのような番組を制作されたのは、やはりRCCのメディアとしての自負が表れていて素晴らしいと思いました。さらに発展させていただきたい。
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一本の番組が3分半は短いですね。もっと見たいという思いが残りました。8・6に向けて特別番組を制作したいといわれましたので楽しみです。
RCCの三位一体情報収集については、従来の取材用ENGカメラと中継カメラ、そしてお天気カメラいわゆるロボットカメラにプラス携帯電話とかパソコンなどインターネットを使って情報を収集して、放送していく取り組みをしてきました。ラジオでも効果を上げてきましたが、自前のカメラと携帯電話などから寄せられる情報、それから市中カメラこの3つを上手く使ってもっと新しい生の映像、情報を収集発信していく。この取り組みを今後より強化していきたいと説明しました。
また、広島東洋カープと協力して、カープキャンプの様子をインターネットで放送しましたが、人気を呼び夜にも録画したものを再生して流したことを報告しました。
委員の方からは、
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視聴者が求める情報を提供することが、報道の最も基本的な部分であろうと思います。そのような意味で放送局が三位一体という点に着目されフルに活用されていくという取組みは、最近の技術革新の中で非常に好ましいことだと思います。
ただ、報道というのは事実をありのままにつたえればいいということではない。編集の姿勢というものを安易に失わないようにしていただきたいと思います。
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携帯電話などの情報は信頼性に疑問がありますので、情報のウラをとることが必要になるのではないかと思いました。
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リスナーあるいは視聴者からの情報を放送に取り込む。それは、こういう世の中ですから非常に有意義だとは思います。一方で、真贋というか要するにガセネタ、あるいは悪意のこもった情報、毒のある情報、そういうものをどうやって見分けるのか。どういうふうにして善なるものだけを掬い取るのか。いろんな情報の中から本当のものを見極め掬い取る際に何か特別な基準というのがあるかどうかを知りたい。
などのご意見ご感想をいただきました。
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