『私たちはどこへ…電子社会の未来と人間』

10月5日(土)スタート  毎週土曜 午前5:15〜5:45

今までの広島大学放送公開講座が、従来の公開講座のイメージを刷新。
「人間にとって電子社会とは」をテーマに、医学、情報、教育など6回シリーズでお送りします。


 電子技術や情報通信を基盤とする社会が到来し、それとともに人々の生活様式そのものが抜本的な変革にさらされつつある。しかしながら技術の進歩が速いため、電子社会の全体像をつかむことは容易ではない。
広島大学の統合性を生かし、各分野から電子社会の現在から未来を俯瞰しながら、「人間」の視点で、その正と負の両面を検証していく。それを通じて、「人間にとって電子社会とは」という我々の様々なメッセージを映像と共に提示し、考えていきたい。

放送回 放送日 各 回 の 内 容 担当講師
10月5日

(再放送)
11月16日
中心テーマ
「あなたはどこに―情報と存在―」

 GPSや携帯電話システムにより、全地球上での存在位置が確定できるようになった。カーナビに代表される利用者側の利便性に加え、徘徊老人、車盗難予防の為の位置確定システムなど、依頼者の為のシステムも開発されており、プライバシーの問題も一方で生じる。この物理的存在に対し、精神的存在は、過剰な情報の中、以前にも増して彷徨いを増す。そこに現れる新しいビジネスは、そして、人間の未来は…。
医歯薬学
総合研究科
教授


升島 努
10月12日

(再放送)
11月23日
中心テーマ
「豊かな生を求めて―情報・電子社会と健康―」

 次々に開発される医療器具や福祉介護器具は、人間の快適な生活特に高齢化社会をやさしいものとしている。一方、遠隔診断、遠隔治療法開発は、地域差の解消も視野に入れる。この中で、情報は今まで以上に医療にとって欠かせないものとなっていく。健康モニター端末を家庭内、あるいは携帯でもつ時代、その個人情報はどう扱われるべきか。情報の正と負の側面を捉える。
原爆放射線
医科学研究所
教授


西山 正彦
10月19日

(再放送)
11月30日
中心テーマ
「アトムという友―ロボット時代の未来と人間―」

 2003年4月7日に鉄腕アトムを誕生させた手塚治虫、その彼の思いにどんな願いが託されていたのか。「ガラスの地球」と言う彼、理想ロボットの姿の中に、人間が失い欠けているものは?未来人という21世紀の子供達へのメッセージは?手塚治虫の求めたものとは?そして、現実の未来は?現在のロボット開発者が描くロボット像とは…。様々なロボット開発の取材を通して、その未来を比較・考察する。
工学研究科
教授


金子 真
10月26日

(再放送)
12月7日
中心テーマ
「ケータイのケータイ
  ―コミュニケーションの未来と人間―」


 世界に先駆け、次世代携帯が普及し始めた日本、人々、特に若者のケータイ文化は、日本独自の文化を生み出しつつある。ケータイは我々の生活をどう変えたのか?その文化的背景は?コミュニケーションの変化を観察し、高齢者や障害者の視点も参考に、その文化論と未来を考察する。
情報メディア
教育研究
センター
教授


相原 玲二
11月2日

(再放送)
12月14日
中心テーマ
「学びの未来―情報時代と教育―」

 教育の情報化は、初等教育から高等教育までさまざまなシーンで浸透してきている。情報メディアの発達によって、教育はどう変わっていくのだろうか。はたして電子社会は、感動を伝える教育をもたらすことができるだろうか。そして、遠隔授業、バーチャルユニバーシティは、我々人間に、何を何処まで可能とするか。教育のあるべき姿から考察する。
教育学研究科
教授


林 武広

高等教育研究
開発センター
教授


北垣 郁雄

11月9日

(再放送)
12月21日
中心テーマ
「真実のひずみ―情報の歪みとメディア―」

 メディアは、誰かによって構成されたものである。そこには発信者としての何かしらのメッセージがある。どの様な時、情報はどの様な歪みを受けるか。情報の歪みの背景を検証し、情報メディアへの接し方=メディアリテラシーの未来を考察する。
大学情報
サービス室
助手


匹田 篤


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